【長く住んでもらえるのが「0円賃貸」】
不動産管理会社にとっては、仲介手数料という名目でお金をいただくことは、年々難しくなってきています。
まして、人口が減る一方であるこれからの日本では、入居者さんをどんどん集めて、短期間で入れ替わってもらい、仲介手数料を稼ぐというやり方は通用しません。
住まいを探す人の数が多く、供給が追いついていなかったころであれば、「仲介手数料ビジネス」も成り立っていたでしょう。
しかし、今は一度入居していただいたら、長く住み続けてもらうことが大切です。
「0円賃貸」では、退去者が出るたびに、ハウスクリーニングはもとより、部屋のグレードアップ費用も提供しています。
そうすることで、常に最新の設備を整え、入居者さんにとって心地よく、長く住み続けていただくことにつながります。
また、入居者さんは一度「0円賃貸」を体験してしまうと、次からも「0円賃貸」を希望されることがほとんどです。
ですから、居住を希望される地域に、「0円賃貸」の物件が、あればあるほど、その中で住み続けていただけるのです。
【入居者さんのほうが情報を持っている】
街の不動産屋を訪ねると、机に積まれた膨大な紙の山が目を引きます。
いまだに、物件の間取り図を、プリントされた紙で一つひとつ見せるだけでなく、画像は見られず、現地に行って確認する。
そんなやり方に疑間を持っているのは、入居者さんのほうでしょう。
また、オーナーさんにも家賃を銀行振込ではなく、入居者さんに毎月持ってきてもらい、小さな通い帳にハンコを押す、という方法を貫いている人がまだまだ思った以上にたくさんいます。
反対に、入居者さんは今までは不動産屋を訪れるときに、必ずネットで物件を確認しています。物件の外観や中の様子以外にも、相場の家賃や近隣にはッどんな歯折があるかなどもインターネットでわずか数分で確認できる時代です。
不動産管理会社が自分たちの「決めたい」部屋を借りてもらうよう、誘導することはできなくなってきています。
また営業のやり方がうまいと言うだけでは、もうやっていけないのです。
オーナーさん、そして不動産管理会社の「お客さん」である、入居者さんは、情報を持って、選びにかかります。
いい物件、いい不動産管理会社をを見つけたら、すぐそちらに行くでしょう。
そうした現実を踏まえ、時代に合った対応をしなければなりません。
またそうすることで、不動産業界の本来のあるべき姿、「入居者さんにとって快適な住まいを提供する」という、基本に立ち返れるのだと思っています。
【それでもまだ「マイホーム」を買いますか?】
秋田県を例に挙げると、2014年の統計で、住宅地の地価は、1999年から16年連続して下落し、2006年から2014年の、わずか8年間で35%も急落しています。
また、商業地は44%も下落、およそ半分の下角にまで落ち込んでいます。
これは秋田県に限ったことではなく、大都心圏を除けば、日本全国地方部はほぼ変わらない状況だと言っていいでしょう。
こうした状態が続けb、20年後には土地の下角など、あってないようなものになるかもしれません。
私はそんな時代に「憧れのマイホーム」を手に入れるのを夢見ている人が、まだまだ、たくさんいることに驚きます。
結婚して、家を買うことが一人前だと思われていたときもありました。
しかし、撃っていても地価が上昇し、家を持っているだけで資産になった時代は終わっています。
今では、家を持っていないと社会的信用がないという考えも薄れてきていますし、とんどん値下がりするものを、35年のローンを組んで購入している人は、先を見る目がないとも言えるかもしれません。
仮住まいだと落ち着かない、「わが家」を手に入れたい、という気持ちもわかります。
でも、将来、価値が下がるもののために、わざわざローンを組んで金利を払い「節約しながら暮らしていくのがやっと」という生活を送るのでは、本末転倒です。
家は、安心して、楽しみながら暮らすものです。
なぜ、「わが家」が、賃貸ではいけないのでしょうか?
オーナーさんや不動産管理会社はお客さんにこうした「家」の将来性についても教育すべきなのです。
よく一生賃貸で暮らす場合のマイナス点として「年齢を重ねると、借りにくくなる」という理由があげられます。
でも、時代は移り変わっています。
働き盛りの現役世代が高齢になるころの日本は、3人に一人は65歳以上の高齢者です。
そうした人たちに入居してもらわなければ、不動産業界自体が成り立たなくなってしまうはずです。
【儲けたかったら「0円賃貸」を始めなさい】
「儲ける」というと、日本人は、悪いイメージを持つ人が少なくありません。
しかし、健全な企業活動の結果として、利益を得るのは、むしろよいことです。
世の中や人々の役に立っ製品やサービスを提供し、喜んでいただく。
受ける側も気に入って価値があると思えば、購入、またはサービスにお金を払う。
そうして、経済活動は成り立っているのです。
このブログでは、不動産のオーナーさん、不動産管理会社、そして、リーズナブルで住みやすい部屋を求めている入居者さんすべてに向けて書かれています。
ここで言う「儲ける」とは、誰にとっても、利があるということです。
「0円賃貸」なら、オーナーさん、不動産管理会、そして入居者さん、全員がwin winの関係が結べるだけでなく、持続もします。
日本の人口比率が、少子高齢化に向かってまっしぐらに進んでいるのと同時に、オーナーさんや不動産管理会社で働く幹部クラスも高齢化してきています。
するとこれまでのやり方にしがみつき、守りの不動産投資や会社経営をすることだけに、力を注ぐ傾向が高くなります。
そうした考えが若手にも影響を与え、チャレンジできる年代なのに、変化を好まない人たちも、少なからず存在します。
しかし、それでは不動産業界全体がどんどん停滞してしまいます。
自分たちのためにも、そして業界のためにも、自分のやっていることが入居者さんの笑顔につながることを、意識してほしい。
そして、「0円賃貸!?なんてうさんくさいんだ」などと、最初から決めっけないで、「これはいったい、どういう仕組みなのだろう」と、常に新しいものに興味を持ち、自社、オーナーさん、そして入居者さんのためになるのであれば、どんどん取り入れてほしいと思います。
また、0円賃貸を取り入れて、これからマンション経営に進む人の場合「まずは今の住まいを売却」することが優先になるケースもあります。
売却するときは、複数の不動産会社に査定をもらって、あなた自身が相場を知っておく必要があります。
相場を知らなければ、不動産会社の言いなりになって、安い値段で言いくるめられてしまうことがあります。
相場を知るためには、今なら「リビンマッチ」がおすすめです。
リビンマッチの一括査定は有名なだけに悪い評判なども聞きます。
「日に照らされるほど有名になれば、陰もできる」わけですから、リビンマッチの悪評も確認したうえで、興味があれば活用してみるのも一つの手です。